※稼働品ですが、動作時間は計測していません
■キズ汚れ程度
風防:中
裏蓋:小
ベゼル:小
ベルト:
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セイコー ローレル 14351 ― 歴史解説
■ 1. 「ローレル」シリーズの位置づけ
「ローレル(Laurel)」は、セイコーが長年使用してきた伝統あるブランド名で、
1913年…日本初の国産腕時計「ローレル」
を起源に持つ由緒あるシリーズです。
戦後の1950〜60年代には、ローレルの名は
中級~準高級機ラインとして登場し、クロノス・マーベル・クラウンと並ぶセイコーの主要シリーズを形成しました。
Ref.14351 は、1960年代前半のローレルの代表的手巻きモデルのひとつです。
■ 2. セイコー ローレル 14351 の登場背景(1960年代前半)
● 1960年代のセイコーは“高性能の時代”
このころセイコーは
マーベル → ロードマーベル
クロノス
ローレル
クラウン
などを並行して開発し、国産時計の性能を一気に引き上げていました。
ローレルはその中で、
シンプル・実用・高精度を重視したスタンダード手巻き機
として位置づけられました。
■ 3. ■ ローレル 14351 の特徴
● 搭載ムーブメント
Ref.14351 が搭載するのは、
14系手巻きムーブメント(14型)
と呼ばれるシリーズで、
手巻き
17石(バリエーションで21石も存在)
18,000振動
といったスペックを持つ、当時の堅牢で整備性の高い実用ムーブメントです。
14型ムーブメントは、
セイコーの戦後手巻き機の主役で、
後にクラウン系へつながっていく重要な系譜です。
■ 4. デザイン的特徴(1960年代らしい意匠)
Ref.14351 はローレルの中でも
モダンとクラシックの中間のようなデザインが魅力です。
シンプルなラウンドケース
バーインデックス
ドーフィン針
繊細なサンバーストダイヤル
ケース径 35mm前後(当時としては標準サイズ)
クラシックさを残しつつ、60年代のモダンさを感じさせる造形で、
現在でも非常に使いやすいデザインです。
■ 5. 生産時期
ローレル 14351 は
1960年代前半(1962–1964年ごろ)
に生産されていたモデルです。
同時期に製造されていたのは
クロノス J15系
クラウン J150xx
マーベル 140xx 系の最終期
などで、激しい開発競争が行われていました。
ローレル 14351 もその中に位置するモデルです。
■ 6. ローレル 14351 の意義
このモデルが特に評価される理由は:
✔ 1. セイコーの“戦後手巻き機の完成形”のひとつ
14型ムーブメントは実用性が高く、現在でも整備しやすい。
✔ 2. デザインの完成度
ドレス寄りでありながら現代でも通用するシンプルさ。
✔ 3. セイコーの“中級機黄金期”を象徴
1960年代前半の、国産時計が世界レベルに急伸した時代の代表的な一本。
✔ 4. ローレルブランドを冠した最後期のモデル群
のちにローレルは少しずつ消え、クラウン・キングセイコー・グランドセイコーに主役が移っていくため、この14351は「ローレル黄金期の末期」を示す歴史的モデルと言えます。
■ まとめ
セイコー ローレル 14351は
1960年代前半のセイコーを象徴する、
シンプルで高品質な手巻き時計です。
14型手巻きムーブメントの優秀さ
モダン×クラシックのデザイン性
ローレル伝統の最終期モデルとしての価値
など、歴史的にも実用品としても魅力に富む一本です。
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ファッション##メンズ##時計##腕時計(アナログ)##手巻き時計